2015年10月29日
みなさんこんにちは、emergeSELECT前野です。
数ヶ月前に旅行で来店され、また旅行で日本に来たので、と再び寄ってくれたアメリカ人のカップルさん。今回もお気に入りを見つけお買い上げ頂きありがとうございます☆
そして、ついでにこれも直せないか?と渡された指輪のサイズ直し。出来れば今日中に、と(´・_・`)
オパールがフクリン留めされたシルバーリングでした。
オパールはデリケートな石なので出来れば時間を掛けて受けたかったので、滞在時間の関係もあり一旦はお断りしましたが、なんだろこの気分、、ん〜、、せっかく再び店に来てくれたので、何とかやってあげたい。でもリスク高めだなぁ…でも…迷ったら…GO
オーケー、やってみましょう。受けた時間は夕方、幸いお渡しは翌日のお昼になりました。
となれば早速作業開始。
先ずはフクリンを爪起こしという道具で少しずつ開いて行きます。石が割れないように、地金が割れないように、慎重に。そして石を取り外し…
やっぱり!石に高さを出すためにコルクで底上げされてました。(薄いルースの場合たまにあるんです)コルクを綺麗に取り除き、どの部分を切って縮めるか、ガッツリ文字が入ってるし、ロウ付け箇所も多いなぁ、、とここで気付きました!
写真撮ってねー(´・_・`)
というわけでここから画像ありです。笑
先ずは石を外したリング↓
リング内側にはガッツリと文字が入ってます↓
となれば文字の入っていないサイドをカット!↓
下仕上げをしてから底上げにあるモノを詰めて高さを調節し石を固定、再び石留め↓
終了☆
文字も無事です↓
オパールも綺麗に留まりました(^-^)
今回のこのリングはパーツごとにロウ付けで形成され、割り腕の上下が違う長さのためアシンメトリー(左右非対称)で、しかも石が少し斜めになっている微妙な形状だったので、火を当てる事に少し躊躇しました(火を当てすぎると銀ロウが溶けて形状が崩れてしまいます)が、後日お客さんにも無事にお渡し出来て、仕上がりにも満足してもらえました(^-^)
リスクはありましたが、やって良かったです♪
みなさんも何かございましたらご相談下さいね☆(通常は1週間〜2週間お時間いただきます)
ではでは☆